合気開眼

達人化計画
02 /17 2008
昨日、「合気開眼―ある隠遁者の教え」の著者 保江邦夫先生に会いに岡山に行ってきました。


いくら本で自分のことを運動能力ゼロの痩せた青白いダメ人間と書きながらも、私がかつて体験して度肝を抜かれた大東流合気柔術佐川幸義先生の門弟で、しかも物理学の大学教授と聞いては、いくらメールのやりとりで丁寧な返信をもらっていても、いささか緊張して岡山駅の待合場所へ・・・


でそこにに現れたのはベンツでサングラスをかけたパンチパーマ崩れの親父・・・・


今後の展開を期待して、そのベンツに乗り込みながらも

「ひょっとしたら、わざわざ岡山まで国家試験前の大事な時期に来たのは間違いだったかな」

と少し後悔の念を感じていると、


「私、目も悪くて、紫外線を直接浴びると良くないんで、昼間の運転は紫外線カットのサングラスかけていてすいません」と・・・



それを聞いて少し安堵し、木村達夫先生と前回のブログで登場したうちの学校のS先生の話や、後ろの座席に同乗していた女子大の教え子さんとの会話などで和やかな雰囲気で目的の道場へ。



道場につくと市営の小さな道場で、さすがに、同じ小さくても佐川先生の道場のような趣きはありませんでした。


そんなことを思い出しながら、私を含め2名が初参加だったこともあり(後に名刺交換などもして知るが某大学医学部の教授でした)簡単な自己紹介から始まって、やはり最初は合気挙げ・・・


まず、保江先生と一番弟子のHさんがお手本を・・・

腕だけではなく身体まで見事にあがっているが、でも、これはどこの道場でもやっているお約束のようなもの。

しかし、少し違うのが、お弟子さんが保江先生に合気挙げをやっても、あがる、あがる。

身体まで挙がって、それを保江先生が喜んでいること。


それは佐川道場での古い門人と若い門人とではありえない光景・・・・




「実際はどうなんだろう?」


そして、その解説が保江先生からありました。

「みんな力と力がぶつかりあっていると言っているけど、実際は殻と殻とがぶつかりあっていて、その殻を取ってあげるといいんですよ。」


師匠の実力を知るには弟子の実力を見るのが一番と、早速道場生どうしの稽古が始まると、一番弟子のHさんへ


結果を先に言うと、先ほどまで目の前で行われていたような身体全体が浮き上がるようなことが私には起こらず、もちろん私が合気挙げをかける側になった時も。



しかし、その状態からHさんが

「私が西嶋さんと同じだと考えると・・・遠いとこから学びに来て、同じ種類の人なんだと考えると、それで、もう一度技をかけてもらえますか?」

すると、Hさんの身体が大きく上にあがりました。


私は心の中で
「あ~やっぱりそうか」

この言葉にはいろんな意味がありますが、また一つ確信ができました。



その後、違う技で直接保江先生にも技をかけてもらい、見事に技がかかる時と途中詰まって技がかからない時と、

「ちょっとでも技をかけようと思うとだめなんですよ」

と自分を戒めるように、私を優しく諭すように笑いながら。


そして私が技をかける時、

「病気のお父さんと稽古していると思ってやってみて」

すると、

「そうそう!」(保江先生)


心の中で
「物理的に力の方向や意識的に力を抜いてどうこうするんではなくて、動かなくなってしまった腕をなんとか元に戻して動かせるようにしてあげよう、リハビリだと思ってやるといいのか・・・」


すると、その後はもちろん大袈裟にやってくれているんですが、面白いように保江先生は私に投げられ、倒されてくれました。


子供の頃親父と家で稽古していた頃を思い出しました。

子供心にも、親父が演技で技にかかっていたのがわかっていたけど、その本当の意味合いがわかりました。


「技が効く、効かないというんではなく、正しいやり方かそうでないかを教えてくれていたんだ。」







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西嶋 盛彦

若い頃、達人を目指していましたが、今は億万長者へまっしぐら

莫大な富を築いた後に冨の再分配を行い、世界から貧困問題を解決すべく活動しています。

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